撮像素子に約2070万画素の裏面照射積層型CMOSセンサ「ExmrRS for mobile」を採用したカメラ機能を搭載。広角27っm、F2.0の明るいソニー製「G」レンズと画像処理エンジン「BIONZ for mobile」によって、効率のよいノイズ低減、豊かな色再現性を実現している。
カメラ機能を使った写真(静止画)撮影の基本操作
1・カメラの起動
「xperia Z1f SO-02F」におけるカメラの起動方法h4つある。
1.ロック画面の「カメラ」アイコンを右から左にスライド。
2.ホーム画面の「カメラ」アイコンから起動
3.アプリケーション画面の「カメラ」アイコンをタップ。
4.端末の右側面に備えた「カメラキー」を長押しする。
という4つだ。特に1のロック画面からの起動は、シャッターチャンスを逃さないためにも覚えておきたい起動方法だ。
2・撮影位置を決める
撮影時の表示レイアウトは、本体の縦横を判断して画面が縦位置・横位置に切り替わる。それぞれの位置表示に合わせてアイコンの向きも切り替わるため、被写体や意図に合わせて向きを変えてみよう。
3・タッしてシャッターを切る
画面に表示された「シャッター」アイコンをタッチすると、シャッターが切れる。撮影したデータは設定した保存先(microSDXC/SDHC/SDカードもしくは、端末内)に保存される。また、撮影したデータは、横位置時は右上、縦位置時は右下に表示されたサムネイル部をタッチすることで、再生できる。
ズーム機能を利用する
ズーム撮影にも対応している。被写体をズームインするには、画面を直接「ピンチアウト」するか、上部(横位置表示時)にある「音量キー/ズームキー」の「音量UP」を押す。反対にズームアウトは、画面の「ピンチイン」もしくは「音量キー/ズームキー」の「音量DOWN」を押して行う。ズーム機能は、被写体に近づけない場合に便利な機能だ。
フロントカメラとリアカメラの切り替え
「xperia Z1f SO-02F」には大きく2つのカメラ機能がある。1つは有効画素数2,070画素の「リアカメラ」。メインカメラとも呼ばれ、通常撮影時に利用するカメラ機能だ。そして、もうひとつが有効画素数約220万画素の「フロントカメラ」。こちらは主に「自分撮り」用に利用するカメラ機能となっている。「カメラ」アイコンをタップすると「リアカメラ」が起動するが、表示された画面の「切替」アイコンをタップすることで「フロントカメラ」へと切り替えられる。
撮影モードを切り替える
画面に表示(横位置時右下)された「撮影モード」アイコンをタップすると、8種類の撮影モードを切り替えよう。なお、モードによって指定できる解像度や撮影機能が異なるので、注意したい。
プレミアムおまかせオート
写真や動画の撮影時に、自動で設定が最適化されるモード。”端末が固定されている””被写体が動いている”といった状況を検出し、最適なシーンが選択される。選択されるシーンは、「ソフトスナップ」「風景」「逆光」「逆光&人物」「夜景」「夜景&人物」「ドキュメント」「マイクロ」「低照度」「赤ちゃん」「スポットライト」などで、選択されたシーンはアイコンが表示される。
タイムシフト連写
シャッターを押した瞬間とその前後30枚の写真、合計61枚の高速連写を可能としたモード。シャッターを切る1秒前の写真も保持されるため、動いている被写体のシャッターチャンスに強いという特徴がある。
マニュアル
写真や動画の設定すべてを手動で行えるモード。ホワイトバランスや露出設定も任意に設定できるため、オートモードでは撮れないような写真が撮影される。
ARエフェクト
ソニーが開発した「SmartARエンジン」により顔や3D空間を自動認識し、選択したエフェクトを付加した拡張現実世界が撮影できる。
lnfo-eye
撮影したランドマークや文字列などから、関連した情報をすぐに検索できるモード。たとえばランドマークならその建物の歴史や周辺のオススメ情報、アクセス方法などが表示される。
ピクチャーエフェクト
「ノスタルジック」や「カラフル」、「魚眼レンズ」といった9種類のエフェクトが選びやすくなっている。また、効果の具合を個別に調整できるのもポイント。
Social live
撮影中の動画を、Facebook上でリアルタイムに共有できるモード。「いいね!」やコメントを、撮影中に画面上で確認できるので、コミュニケーションをとりながら撮影できる。なお、中継した動画は、ムービーとして保存される。
スイングパノラマ
「シャッター」アイコンをタップし、ガイドに従って端末を動かすだけで、パノラマ写真を撮影できるモード。
「ARエフェクト」を利用する
1・エフェクトを選択する
撮影モード選択画面で「ARエフェクト」を選択すると、「おとぎ話」「ダイビング」「恐竜」「セレブレーション」「仮面舞踏会」「ファンキーディスコ」「バタフライ」という7種類のエフェクトが選択できる。タップしてエフェクトを選択しよう。
2・ARエフェクトを使って撮影
エフェクトを選択すると、画面上に選択したエフェクトのARコンテンツが表示される。ARコンテンツはエフェクトを選択したタイミングで被写体情報を読み取り、表示されるため端末を動かすと正しくヒョジされないことがある。そんな場合は、画面右上の「リセット」をタップしよう。再度情報を読み取り、ARコンテンツが再配置される。
「ピクチャーエフェクト」を使用する
1・エフェクトの選択
撮影モードで「ピクチャーエフェクト」を選択すると、9種類のエフェクトがサムネイルで表示される。タップして利用するエフェクトを選ぼう。
2・エフェクトは調整可能
利用する「ピクチャーエフェクト」によっては、効果の効きやフィルタ効果の種類を調整できる。たとえば「ノスタルジック」なら、画面をタップすることで「暖色」と「寒色」の切り替えが可能だ。
「スイングパノラマ」撮影を試そう
1・撮影方向を指定する
撮影モードで「スイングパノラマ」をタップし、パノラマ撮影を試そう。パノラマ撮影は、基本となる撮影点から上下左右の4方向にスイングして撮影するため、まずは「撮影方向」アイコンをタップして、撮影方向を指定しよう。
2・撮影方向に合わせて動かす
「撮影方向」メニューで選んだ方向、端末をゆっくりと動かす。動かす際は、表示されたガイドに従おう。
「プレミアムおまかせオート」で使える機能を確認
1・「プレミアムおまかせオート」を選択
「プレミアムおまかせオート」は、自動で撮影に最適な設定になるのが特徴。また、静止画撮影用の「シャッター」アイコンのほか、動画撮影用の「撮影/停止」アイコンを備える。
2・「フラッシュ」のチェック
「プレミアムおまかせオート」では、静止画と動画の両方に対応しているため、「フラッシュ」の設定で常時発光し続ける「照明」が選択できるようになっている。
3・「オプションメニュー」を確認する
「プレミアムおまかせオート」のオプションメニューは、「静止画」「動画」「設定」という3つのタブで構成されている。「静止画」では写真用、「動画」ではムービー用の設定にアクセスできる。「設定」では、撮影における一般的な設定が可能だ。なお、「プレミアムおまかせオート」では解像度が800万画素になる。
4・「長押し連写」で優先連写を試そう
「プレミアムおまかせオート」は、「シャッター」アイコンを押し続けるだけで「連写」できる「速度優先連写」と「画質優先連写」で、メモリ容量が残っている限り連続で撮影が行える。
「マニュアル」で使える機能を確認
1・機能アイコンの確認
「マニュアル」は「プレミアムおまかせオート」と異なり、さまざまな撮影パラメータを手動で調整できるのが特徴だ。従って、「プレミアムおまかせオート」よりも多くの機能アイコンが表示される。アイコンをタップして機能の設定・調整を行おう。
2・「オプションメニュー」を確認
撮影機能へは撮影画面に表示されている機能アイコンからだけでなく、「オプションメニュー」をタップして表示されるメニューからアクセスするものもある。
3・「シーンセレクション」を利用する
撮影モード「マニュアル」を選ぶと、任意シーン(SCN)を選べるようになる。プリセットされたシーンは全部で17種類あり、「SCN」アイコンをタップして表示された「シーンセレクション」から選択できる。
4・明るさ(EV補正)
「明るさ(EV補正)」は「明るさ・ホワイトバランス」アイコンをタプして調整できる。「+2〜−2」の13段階で露出の調整可能だ。白トビを抑えたい場合は「−」、黒ツブレを抑えたい場合は「+」に調整するとよい。
5・ホワイトバランス
「明るさ・ホワイトバランス」では、ホワイトバランスの調整も可能だ。選択できるのは、「WB AUTO」(自動)、「電球」、「蛍光灯」、「太陽光」、「曇り」の5種類。撮影シーンの光源に合わせてホワイトバランスを指定しよう。スナップがメインの場合は、「WB AUTO」が便利だ。
6・フラッシュ
「フラッシュ」では、撮影時にフラッシュを発光させるかどうかを設定できる。通常は「自動」、逆光時は「強制発光」、撮影禁止エリアでは「OFF」といったように使い分けよう。
7・解像度
「解像度」アイコンをタップすると、撮影する写真の解像度(サイズ)を「20.7MP」などの5項目から選択できる。なお、表示サイズが大きいほど高精細になるが、1枚当たりのデータ量は多くなる。
8・セルフタイマー
セルフタイマーを利用したい場合に有効にする。初期設定では「OFF」となっているが、「2秒」「10秒」を選択できる。
9・スマイルシャッター
人物撮影時に使いたいのが「スマイルシャッター」だ。「スマイルシャッター」は、被写体となる人物が笑顔になった瞬間にシャッターを切ってくれる機能。どのくらいの笑顔でシャッターを切るかという条件を、「大笑い」「笑顔」「微笑み」の3段階で指定できる。
10・フォーカスモード
「フォーカスモード」では、ピントをどのように合わせるかを決められる。「タッチフォーカス」なら、画面をタッチした場所にピントを合わせ続けられる。
11・HRD
「HDR」はワンシャッターで露出の異なる複数枚の写真を取り込み、合成した最適露出な写真を作り出す機能。手ブレ・被写体ブレが苦手なので、利用する際はシッカリと端末をホールドしたい。
12・ISO
「ISO」は、数値を高くするとシャッター速度が上がり、ブレを軽減できる。反面、数値を高くするとノイズが入りやすい。撮影シーンを見極めながら利用したい。
13・測光
撮影画面の明るさを測定して、最適な露出に自動調整する機能。画面中央に重心を置き画面全体で測光して露出調整する「平均」、画面の中央のみで測光して露出を調整する「スポット」がある。
14・手ブレ補正
撮影時の手ブレを軽減する機能。スナップなどで利用する際はぜほ利用したい。なお、本機能をオンにすると、「ISO」が「自動」に変更される。
15・プレビュー
撮影した直後にプレビューを表示する時間を指定できる。「編集」に設定すると、撮影直後に編集画面が表示されるようになる。
16・個人顔登録
「アルバム」アプリでタグ付けされた顔に名前を表示し、優先的にピントを合わせるかどうかを設定できる。
17・クイック起動
ロック画面「カメラ」アイコンを利用してカメラを起動させた際の動作を設定できるのが「クイック起動」だ。たとえば「起動のみ(静止画)」を選択しておくと、ロック画面から「カメラ」が起動できる。「起動&静止画撮影」なら、起動してすぐにシャッターが切れる仕組みだ。
18・ジオタグ
GPS機能を利用して、撮影した写真に位置情報を付加できる機能。Googleマップなど撮影した場所が確認できる反面、自宅などの場所を特定されてしまうリスクもあるため、オンライン共有する際は気をつけたい。
19・自動アップロード
撮影した静止画・動画を「Play Memories Online」へと自動アップロードするかどうかを設定できる。アップロードタイミングを「Wi-Fiのみ」「充電中のみ」といったように指定可能だ。
20・タッチ撮影
設定をオンにすることで、画面をタッチしてシャッターを切れるように設定できる。
21・音量キー設定
撮影時の音量キー動作を「ズーム」「音量」「シャッター」の3つから指定できる。
22・保存先
撮影した写真データの保存先を「内部ストレージ」または、外部記録メモリである「SDカード」(’microSDX/SDHC/SDカード)の2つから選択できる。